補聴器・難聴

補聴器は両方必要?片方で十分?実際のユーザーの声から見る判断基準!

こんにちは!『ミライニナウ』運営者のミライマです!

未来担う世代の私達が今から考えておかなければいけないこと。

 

今回のテーマは『補聴器』です!

 

近い将来確実に到来する超高齢化社会

高齢者が必ず直面するであろう難聴の問題。我々にとっても他人事ではありません。

特に今後はご家族の補聴器購入の検討をされる方も少なくないでしょう。

そこで今回は補聴器購入の際に必ず一度は悩む疑問、『両方つけるべきか、片方で十分なのか』という点について考察したいと思います。

 

※当記事は元補聴器メーカー・補聴器販売歴10年の筆者の過去に500名を超える補聴器ユーザー様への販売、カウンセリング経験を元に考察していますが、医療機器である補聴器の使用については医療機関の判断が優先されます。あくまで補聴器購入の際の一つの参考資料としてご活用いただければ幸いです。

 

補聴器は両方なのか片方なのか(一般論)

結論から申し上げますと補聴器を両耳でつけるか、片耳でつけるのかの判断についてはケースバイケースです。

 

イマさん
イマさん
そ、そんないきなり身もふたもないことを言うでないっ!

 

と、思われるかもしれませんが、『両耳が絶対いい!』と断定することはできない、というのが筆者の考えです。

上記を踏まえた上でまずは一般的に言われている両耳使用のメリットについて見ていきたいと思います。

 

補聴器両耳装用のメリット

補聴器を両耳につけると、片耳につけた場合に比べてどんなメリットがあるのでしょうか。

①騒音の多い場所での言葉の聞き取りを改善します。

②音量を小さめに設定でき、耳への負担やストレスを軽減できます。

③音量を小さく設定できるので、ハウリング(ピーピー音)の発生を少なくします。

④片耳だけではCICタイプなど小さなサイズの補聴器が使えない場合でも、両耳に装用することで補い合うことができるので、使えるようになる場合もあります。

⑤音の方向感覚がつかみやすくなり、後方から接近してきた車の音に気づくことができるなど、日常生活の中での危険を回避することにもつながります。

⑥音の広がりや奥行きが増し、立体感のある豊かな聞こえを楽しむことができます。

引用:https://www.bloomhearing.jp/

 

現在は補聴器メーカーの公式サイトなどでは両耳での使用が基本とされているケースが圧倒的に多いです。

上記の内容を見ても分かる通り、両耳で補聴器を使用するメリットは非常にたくさんありますし、両耳での補聴器使用をしっかり継続できれば高い効果を得られる可能性は高いです。

ですが、実際に使用するユーザーの立場になって考えてみると、一概に『両耳が絶対に良い』とは言い切れないケースが存在する、と筆者は考えています。

 

補聴器は両耳なのか片耳なのか(ユーザー目線)

 

では筆者のこれまでの補聴器販売経験を基に両耳使用が良いと考えられるケースと片耳使用が良いケースについてそれぞれ見ていきましょう。

 

両耳使用に向いている人

両耳使用のメリットをしっかり理解し納得した上で購入できる人

結局のところ補聴器の効果の有無は本人の満足度によるところが大きいです。

客観的には効果があると判断できても本人が納得して使用しない限り、本人にとっては『最高の補聴器』と言うことはできません。

また補聴器はつけてすぐに効果を実感することは少なく、一定期間の使用練習を経て少しずつ満足度が上がっていくため、その点についても本人が購入前にしっかり納得した上で購入することが大切です。

以上の点は補聴器使用者のご家族にも同じことが言えます。

 

両方が良いと言われて高い金を出したのに全然効果がないじゃないか!!

 

これは両耳購入の典型的な失敗例です。

本人、ご家族共に補聴器の特徴をちゃんと理解できていない場合、上記のようなケースに陥る可能性が高いです。

アクティブシニア

聞きなれない言葉かもしれませんのでちょっと解説します。

自分なりの価値観をもち、定年退職後にも、趣味やさまざまな活動に意欲的な、元気なシニア層。とくに、2007年(平成19)以降に定年を迎えた団塊の世代をさすことが多い。団塊の世代は1960年代に青春時代を過ごし、若いときから大量消費文化を牽引(けんいん)してきた。そのため、流行に敏感で、ライフスタイルにもこだわりをもっている点が特徴とされてきた。60歳代に達しても従来のような高齢者を対象にした、温泉旅行といったステレオタイプなレジャーには満足せず、値が張っても満足のいく旅行プランを設計する。山登り、コンサート巡り、クルーズ(巡航)など、そのこだわり方は多彩である。そこで、旅行業各社はアクティブシニアを対象にきめ細かい旅行プランを設計する専用デスクなどを用意して、囲い込みを図ろうとしている。
アクティブシニアは消費意欲も旺盛(おうせい)で、高級デジタルカメラ、大型テレビ、SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)など、時代の最先端をゆく商品やサービスにも興味をもっている。1(ワン)ボックスカーを改造したキャンピングカーや大型のオートバイにも人気が集まっている。

引用:https://kotobank.jp/

 

アクティブシニアとはすなわちまだまだ気持ちは若いぞ!という活動的な高齢者のことです。

スマホやPCの扱いにも慣れていて、最新機能を搭載した補聴器を一種の『ウェアラブルデバイス』と考えられるような方は、抵抗感なく補聴器を受け入れられる場合が多いです。

年齢がまだ若いので見た目を気にされることはありますが、最近の補聴器はほとんど見えない、または非常におしゃれなデザインのものが多いので使用をためらわない方も増えてきました。

アクティブシニアは大勢の友人と食事をしたりゴルフに行ったりと社交性が高いので、先述の両耳使用のメリットを最大限に活かすことができます。

楽観的な性格の方

イマさん
イマさん
なんと!補聴器と買う人の性格が関係あるのかっ!

ミライマ
ミライマ
はい!実は関係大ありなんです!

以下の例をご覧ください。

  • この前友達と食事に行ったんだけど以前よりは会話が聞き取れたんです。全部聞き取るのは難しかったけど。
  • この前友達と食事に行ったんだけどある1人の声がうまく聞き取れなかったんです。

いかがでしょう?言ってることは同じですよね?

ですが両耳での補聴器使用に向いている方は明らかに前者です。

メリットの項目でご説明した通り、補聴器の両耳使用は大勢の場面での聞き取りを改善しますが、必ずしも全ての会話を聞き取れるわけではありません。

補聴器によって一つでも改善できた部分を喜び、毎日継続的に装用できる方こそが両耳使用に向いていると言えるでしょう。

 

片耳使用に向いている人

金銭的に両方を購入する余裕がない

イマさん
イマさん
い、いきなりお金の話とは・・・

ミライマ
ミライマ
はい!でも実はとっても大事なことなのです!

再三にわたってご説明してきましたが、補聴器使用のの効果というのは本人の満足度による部分が非常に大きいです。

そのため身の丈に合わない補聴器を購入することはおすすめできません。

当初の予算をはるかに上回る補聴器を何とか購入できたとしても、『これだけ高い補聴器を買ったんだから何でも聞こえるはずだ!』という期待感ばかりが高まり、補聴器の性能を超える効果を求めてしまいがちです。

今すぐに補聴器に当てられるご予算が無い方はまず片耳からの使用をおすすめします。

 

外出することがほとんど無く、夫婦2人で生活されている方

主に屋内での奥様、旦那様との日常的な会話を少しでも改善したいと思われる方には片耳装用でも十分効果がある場合が多いです。

但し休日に娘息子家族やお孫さんが遊びに来たような場合に小さい子の声が聞き取りづらい、というようなあケースは考えられます。

 

悲観的な性格の方

両耳使用の項目でもお伝えした通り、補聴器とうまく付き合っていくためには補聴器を使用することによって改善できたことを一つ一つ加点していくことが大切です。

悲観的な性格の方はどうしても減点法で考えてしまうことが多いので、一度でも聞こえづらい場面に出くわしてしまうと『この補聴器はだめだ』と考えてしまいがちです。

購入店舗で十分なカウンセリングを受けてもどうしても補聴器装用に対して前向きな気持ちになれない方は、まずは片耳からの使用をおすすめします。

 

まとめ

補聴器は両耳で使うべきか、片耳で使っても良いのか、という点について見てきました。最後に内容を振り返ってみたいと思います。

 

補聴器は両耳?片耳?

  • 補聴器は一般的には両耳に装用するのが基本とされている場合が多い
  • 両耳装用は騒音下での言葉の聞き取りを改善したり、音の方向感を捉えやすいなど、様々なメリットがある
  • 両耳使用にはメリットはたくさんあるが、ユーザーの立場になって考えてみると『絶対に両耳が良い』とは言い切れないケースが存在する
  • 補聴器の両耳装用に向いている人は両耳使用のメリットをしっかり理解し納得した上で購入できる人、活動的なアクティブシニア、楽観的な性格の人
  • 補聴器の片耳装用に向いている人は金銭的に余裕が無い人、外出することがほとんど無く、夫婦2人で生活されている人、悲観的な性格の人

 

ここまでお読みいただいた方はもしかしたら気付かれたかもしれませんが、今回の内容は補聴器の機能や性能についてはほとんど触れていません。

補聴器を買う側の立場で考えた場合、細かい機能や性能よりも使用者本人の生活環境や性格などの視点の方が、補聴器使用の満足度に与える影響がより大きいと考えているからです。

是非補聴器の購入相談に訪れた際には機能や性能ばかりではなく、しっかりとあなたにあった使用方法についてカウンセリングを受けてみてください。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

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