こんにちは!
『ミライニナウ』運営者のミライマです!
未来担う世代の私達が今から考えておかなければいけないこと。
今回のテーマは『難聴』です!
難聴と言えば高齢者のイメージがあると思いますが、最近では若い頃から難聴を訴える方が増えてきているようです。
特にライブやコンサートで爆音で音楽を聴いている方に起きる難聴、いわゆるライブ難聴はもっともっと深刻に考えていかなければならない問題です。
ライブ後のキーンという耳鳴りは放置してはいけない!?
それは難聴の前兆かもしれません。
というわけで今回はライブ難聴の対策や予防・治療法などについてリサーチしていきましょう!
ライブ後の耳鳴りは難聴の前兆?

ライブやコンサートを見に行った後に耳がキーンと鳴って良く聞こえない。
皆さんも一度や二度は経験があるのではないでしょうか?
もし日頃から爆音で音楽を聞いたりする習慣があり、時々耳鳴りに悩まされている方は注意が必要です。
少し詳しく見ていきましょう!
ライブやパチンコなどで爆音を聞いた後に起きる耳鳴りは何故起きる?
ライブやコンサート、パチンコなんかもそうかもしれませんね。
会場から外に出た時に感じる耳鳴りのような現象。それは、『音響外傷』の状態にあるようです。以下の内容をご覧ください。
音響外傷とは
「音響外傷」は、大きな音を聞いたことが原因で、内耳の蝸牛の有毛細胞が障害されておこる感音難聴です。ロックコンサートやクラブの大音量を聞いたとき、耳が痛いと感じたことはありませんか?その後、音が聞きづらくなって、話し声がつい大きくなったという経験がある人も多いでしょう。これも一過性の音響外傷ですが、難聴の程度が軽ければ、時間がたてば有毛細胞が修復され、元に戻ります。
しかし、大きな音を聞いた直後に強い耳鳴りがして、翌日以降も明らかに聞こえが悪かったり、耳の痛みを伴うような場合は、治療が必要なので、耳鼻咽喉科に受診しましょう。
ちょっと難しい言葉がたくさん出てきていますのでそれぞれ簡単に言い換えてみたいと思います。
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音響外傷:大きな音を聞いたことによる耳のケガ
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内耳の蝸牛の有毛細胞:音を正確に感じて脳に伝える細胞
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感音難聴:音を正確に感じ取れなくなる難聴
すなわち、ライブなどで大音量の音を聞いた後に起こるキーンという耳鳴りは耳をケガしている(音響外傷)状態であり、音を正確に感じて脳に伝える細胞にダメージを与えるため、音を正確に聞き取ることができなくなるということです。
但し、爆音で耳がやられてしまったとしても通常は一時的なもので翌日には回復することがほとんどのようですが、もし仮に上記の状態が何日も続くような場合、ライブ難聴と呼ばれる状態になっている可能性があるようです。
ライブ難聴とは?
いわゆるライブ難聴とは上記で述べてきた通り、音響外傷(耳のケガ)による難聴のことを指します。
[illust_bubble subhead=”” align=”right” color=”red” badge=”” illst=”nayami-m2-l”]ケガなら何日か安静にしておけば治るってこと?[/illust_bubble]
もちろん一時的なケガであれば回復する場合もありますが、一度大きく損傷してしまった有毛細胞は完全には回復することはできないようです。
[illust_bubble subhead=”” align=”right” color=”blue” badge=”” illst=”nayami-w1-l”]え、じゃあライブ難聴になった場合にはもう治すことはできないの?[/illust_bubble]
その可能性が高いと言われています。
ですので大きな音を聞いた後に何らかの聞こえの異変を感じた際には真っ先に耳鼻咽喉科を受診した方がいいでしょう。
ライブ難聴の対策
ではライブ難聴にならないための対策、ライブ難聴が疑われる場合の治療法など、分かる範囲でリサーチしていきたいと思います。
ライブ難聴の予防
ライブ難聴の予防として考えられるのは以下の点です。
- 長時間大きな音を聞かない
- 大きな音を聞く場面では耳栓を用意しておく
当たり前に思われますが、逆にこれぐらいしか対策が無いとも言えます。
- 長時間大音量で音を聞くということは耳にとっては非常にリスクが高いこと
- 一度失われた細胞は戻ることはない
ということを強く意識して生活していくことが大切です。
最近ではライブやコンサート専用の耳栓も発売されています。
なるべく楽曲の音質を保ちながら音圧を低減してくれる高機能なものもあるようですね。
ライブ難聴の治療
これまでご紹介してきたようにライブ難聴と思われる耳鳴りなどの症状を放置し続けてしまうと慢性的な感音性難聴になってしまうリスクがあり、若くして聴力を低下させてしまうことになりかねません。
耳鼻咽喉科学会のサイトでも突発的なライブ難聴(急性音響性難聴)の治療法について以下のようにコメントしています。
2)急性音響性難聴は治りますか?難聴の程度が軽く、早く治療を開始した場合は治ることもありますので、難聴や耳鳴りを自覚した場合はできるだけ早く耳鼻咽喉科を受診することが必要です。一時的に治っても、同じことをくり返していると治りにくくなることがあります。3)急性音響性難聴の予防法はありますか?スピーカからできるだけ離れるようにするなど、強大な音にさらされないよう注意することです。音に対する感受性は個人差が大きく、同じように強大な音にさらされても難聴をおこす人とおこさない人がいます。となりの人と会話ができないようなレベルの音にさらされ続けるのは危険です。また、ヘッドフォンステレオは、周囲に音もれがする程の音量で聞くのはやめましょう。
つまり、異変を感じたらとにかくすぐに耳鼻咽喉科を受診すること。これに尽きるということです。
まとめ

ライブ難聴についてまとめます。
- ライブやコンサート終了後に『キーン』という耳鳴りがする場合は音響外傷の可能性あり
- 音響外傷とは内耳にある有毛細胞がダメージを受けることによる感音性難聴のこと
- いわゆるライブ難聴とは音響外傷のことを指し、一時的なものがほとんどだが症状が続く場合は耳鼻科を受診した方がよい
- ライブ難聴の症状を放置していると慢性的な感音性難聴になるリスクがあるため早めの対策が必要
- ライブ難聴の予防策は長時間大きな音を聞かないこと、大きな音を聞く場面では耳栓などを用意しておくこと
当たり前のことですが、失われた聴力は元に戻すことはできません。
ライブやコンサートが趣味、という方は特に予防対策をしっかり行っていきましょう。
ミライニナウ世代の皆様、ワクワクする未来を想像していきましょう!
最後までお読みいただきありがとうございます。